日本シリーズの仕組み — 出場条件・7回戦制・引き分け時の延長・開催球場の決まり方
/ / 執筆: マジック計算室(Aratan Works)
日本シリーズは、セ・パ両リーグのクライマックスシリーズを勝ち上がったチーム同士が日本一を争うシリーズです。「4勝したほうが優勝」という基本は広く知られていますが、引き分けが出た場合の第8戦以降の扱いや、どちらの本拠地から始まるかの決まりは意外と知られていません。NPB公式の要項をもとに整理します。
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この記事の要点
- 出場は両リーグのCS優勝チーム。4勝した時点で終了(最大7戦)
- 第7戦までは延長12回で引き分け、第8戦以降は延長無制限
- 第1・2戦と第6・7戦を本拠地で行うリーグは年ごとに交代(2026年はセ・リーグ)
出場するのはどのチームか
出場するのは「セ・リーグ クライマックスシリーズ優勝チーム」と「パ・リーグ クライマックスシリーズ優勝チーム」です。レギュラーシーズン1位のチームが必ず出るわけではなく、CSファイナルステージを勝ち抜いたチームが出場します。
2007年のCS導入以降、リーグ優勝(レギュラーシーズン1位)と日本シリーズ出場は別のものになりました。1位のチームはファイナルステージから1勝(条件により2勝)のアドバンテージ付きで登場しますが、そこで敗れれば日本シリーズには進めません。CSの仕組みは別記事で解説しています。
4勝先取の7回戦制
日本シリーズは、どちらかが4勝した時点で終了します。最大7戦ですが、4連勝なら4戦で終わります。引き分けは勝利数に数えないため、引き分けがあると4勝に届くまでの試合数が増えます。
NPB公式の2025年の要項では、「第7戦までの各試合では12回をもって引き分けとし、第8戦以降は延長回の制限を設けない」と定められています。つまり第7戦までは延長12回で打ち切りですが、引き分けのせいで第7戦を終えても優勝が決まらない場合、第8戦以降は決着がつくまで延長を続けます。
第8戦は「第7戦を行った球場で翌日」に行い、さらに第9戦が必要な場合は「1日移動日を設け、もう一方のチームの球場」で行うと決められています。NPB公式が公表した2026年の開催要項でも、第7戦までの12回打ち切り、第8戦以降の延長無制限、第8戦・第9戦の球場の扱いは2025年と同じです(2026年10月に確認)。
指名打者(DH)の扱い
パ・リーグのチームの本拠地で行う試合では指名打者制を採用し、セ・リーグのチームの本拠地では採用しません。同じシリーズの中で、球場によって投手が打席に立つ試合と立たない試合が混在します。
開催球場の順番
日本シリーズは、一方のチームの本拠地で第1戦・第2戦、もう一方の本拠地で第3戦〜第5戦、再び最初の本拠地で第6戦・第7戦という順で行われます。第1・2戦と第6・7戦を本拠地で行えるチームのほうが、7戦までもつれた場合に本拠地開催が4試合と多くなります。
近年は、偶数年はセ・リーグの出場チーム、奇数年はパ・リーグの出場チームが第1・2戦と第6・7戦を本拠地で行う形が続いています。NPB公式の要項でも、2022年は神宮球場、2023年は京セラドーム大阪、2024年は横浜スタジアム、2025年はみずほPayPayドーム福岡で第1戦が行われ、2026年はセ・リーグ出場チームの本拠地で開幕します。
2026年の日程
| 試合 | 日付 | 球場 |
|---|---|---|
| 第1戦・第2戦 | 10月24日(土)・25日(日) | セ・リーグ出場チームの本拠地 |
| 第3戦〜第5戦 | 10月27日(火)・28日(水)・29日(木) | パ・リーグ出場チームの本拠地 |
| 第6戦・第7戦 | 10月31日(土)・11月1日(日) | セ・リーグ出場チームの本拠地 |
第2戦と第3戦の間、第5戦と第6戦の間にそれぞれ移動日が入ります。CSファイナルステージの終了(最長で10月21日の予備日)から日本シリーズ開幕まで数日の間隔があります。
当サイトとの関係
当サイトが計算しているのはレギュラーシーズンの優勝マジックとCS進出条件までで、CSと日本シリーズの試合結果は扱っていません。ただし、CSファイナルステージの方式(6試合制か7試合制か)はレギュラーシーズンのゲーム差と勝率で決まるため、シーズン終盤のチーム別ページの数字がそのまま関係します。
出典・参考
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