NPB歴代シーズン記録 — 本塁打・安打・打点から奪三振・ホールドポイントまで14部門の一覧
/ 執筆: マジック計算室(Aratan Works)
「シーズン記録まであと◯本」という話題の基準になっているのが、NPBの歴代最高記録です。この記事では、当サイトのペース計算でも使っているシーズン記録14部門を一覧にし、記録がいつの時代のものか、部門ごとに集計の対象期間がどう違うかを説明します。
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この記事の要点
- シーズン本塁打の記録は60本、安打は216本、奪三振は401個(NPB公式の歴代最高記録より)
- NPBの歴代記録は、1950年に2リーグ制が始まる前の1リーグ時代の記録も同じ順位表に含めている
- ホールドとホールドポイントの記録は2005年以降の集計で、ほかの部門より対象期間が短い
シーズン記録14部門の一覧
| 部門 | 記録 | 記録保持者(所属・年) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 本塁打 | 60 | バレンティン(ヤクルト・2013年) | |
| 安打 | 216 | 秋山翔吾(西武・2015年) | |
| 打点 | 161 | 小鶴誠(松竹・1950年) | |
| 盗塁 | 106 | 福本豊(阪急・1972年) | |
| 二塁打 | 52 | 谷佳知(オリックス・2001年) | |
| 得点 | 143 | 小鶴誠(松竹・1950年) | |
| 四球 | 158 | 王貞治(巨人・1974年) | |
| 三振(打者) | 204 | ブライアント(近鉄・1993年) | |
| 勝利 | 42 | スタルヒン(巨人・1939年)/稲尾和久(西鉄・1961年) | |
| セーブ | 54 | サファテ(ソフトバンク・2017年) | |
| ホールド | 50 | 清水昇(ヤクルト・2021年) | |
| ホールドポイント | 59 | 浅尾拓也(中日・2010年) | |
| 奪三振 | 401 | 江夏豊(阪神・1968年) | |
| 完封 | 19 | 野口二郎(大洋・1942年)/藤本英雄(巨人・1943年) | 2リーグ制以降は13(小山正明 1962) |
数字はいずれもNPB公式サイトの「歴代最高記録【シーズン記録】」の各ページで確認したものです。記録保持者が2人いる部門は、同じ数で並んでいます。所属は記録を残した年の球団名で、現在の球団名とは違う場合があります。2026年シーズン終了時点のページでも、14部門の1位に変更はありませんでした。
打撃部門の記録
本塁打はバレンティン(ヤクルト)の2013年の60本が最多です。歴代の順位では、2位が村上宗隆(ヤクルト)の2022年の56本、その次が王貞治(巨人)の1964年、ローズ(近鉄)の2001年、カブレラ(西武)の2002年の55本で、50本台の記録が複数あります。
安打は秋山翔吾(西武)が2015年に記録した216本で、2位はマートン(阪神)の2010年の214本、3位はイチロー(オリックス)の1994年の210本です。安打の記録は打席数の影響を受けるため、試合数が多いシーズンほど到達しやすい条件があります。
打点の161と得点の143は、どちらも小鶴誠(松竹)の1950年の記録で、2リーグ制の1年目にあたります。盗塁の106は福本豊(阪急)の1972年、四球の158は王貞治(巨人)の1974年です。打者の三振は多いほうの記録で、ブライアント(近鉄)の1993年の204が最多です。
投手部門の記録
勝利の42勝には、スタルヒン(巨人)の1939年と稲尾和久(西鉄)の1961年の2つの記録が並んでいます。奪三振の401は江夏豊(阪神)の1968年で、歴代2位は稲尾和久(西鉄)の1961年の353です。歴代3位は金田正一(国鉄)の1955年の350で、上位3つはいずれも1950〜60年代の記録です。
救援投手の部門では、セーブがサファテ(ソフトバンク)の2017年の54、ホールドが清水昇(ヤクルト)の2021年の50、ホールドポイントが浅尾拓也(中日)の2010年の59です。ホールドポイントはホールドと救援勝利の合計で、最優秀中継ぎ投手の表彰に使われます。
NPB公式のホールドとホールドポイントの歴代記録ページは、2005年以降の記録を対象にしています。2005年2月のNPBの発表で、ホールドは新しい基準で記録することになり、それまでパ・リーグで記録していたホールドとは別のもので数は引き継がないとされました。ほかの部門が1リーグ時代からの記録を含むのに対し、この2部門は2005年から2026年までの22シーズンの中での1位です。
2リーグ制以前の記録の扱い
プロ野球がセントラル・リーグとパシフィック・リーグの2リーグ制になったのは1950年です。NPB公式の歴代最高記録は、それより前の1リーグ時代の記録も区別せずに同じ順位に並べています。一覧の中では、勝利の1939年の記録と、完封の1942年・1943年の記録がこれにあたります。
完封の19は野口二郎(大洋)の1942年と藤本英雄(巨人)の1943年の記録で、どちらも1リーグ時代のものです。2リーグ制以降は13(小山正明 1962)で、NPB公式の順位では1リーグ時代の3つの記録(19・19・16)に続く4位です。勝利の42勝は、1リーグ時代と2リーグ制以降の両方に同じ数の記録があります。
当サイトでは、NPB公式の扱いに合わせて1リーグ時代の記録も含めた値を「シーズン記録」としています。公式に存在しない区分で別の記録を立てることはせず、1位が1リーグ時代の記録だけの部門には、2リーグ制以降の最多を補足として一覧の備考に載せています。
記録を見るときの注意とよくある質問
- シーズンの試合数は年によって違う。2026年は各球団143試合で、1リーグ時代や2リーグ制初期とは条件が同じではない
- 記録はシーズンの合計で、ペースの換算値ではない。記録までの残りを見るときは実際の数で比べる
- 当サイトのデータは確認日を持たせ、シーズン終了ごとにNPB公式の歴代記録ページと照らし合わせて見直す
Qシーズン本塁打の記録は何本ですか
A60本です。バレンティン(ヤクルト)が2013年に記録しました。2位は村上宗隆(ヤクルト)の2022年の56本です。
Qホールドの記録が他の部門より新しいのはなぜですか
ANPB公式のホールドの歴代記録は2005年以降を対象にしているためです。記録の対象期間が短いので、ホールドとホールドポイントの1位はいずれも2005年以降の記録です。
Qシーズン中に記録との差を確認できますか
A記録との差は、上の表の値から現在の数を引いた数です。たとえば盗塁なら106から現在の盗塁数を引き、それを残り試合で割ると1試合あたりの必要数になります。計算の考え方はペースの読み方の記事で説明しており、部門別の上位選手についてはシーズンペースツールでも扱います。
出典・参考
- NPB公式 歴代最高記録 本塁打【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 安打【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 打点【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 盗塁【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 二塁打【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 得点【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 四球【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 三振(打者)【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 勝利【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 セーブ【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 ホールド【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 ホールドポイント【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 奪三振【シーズン記録】
- NPB公式 歴代最高記録 完封【シーズン記録】
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